書籍詳細

タイトル
金融ジェロントロジー「健康寿命」と「資産寿命」をいかにのばすか
編集者
清家 篤
発行年月
2017/04/14
出版社
東洋経済新報社
ISBN
9784492733424
言語
日本語
備考
2017年4月に政府より公表された新人口推計が示すように、寿命の伸長は依然として継続しています。今後の医療技術などの進展も展望すれば、寿命は一層延びる可能性があります。
寿命の伸長は、長い間の人類の夢でしたが、他方で社会保障、資産管理、高齢者雇用など加齢に伴う課題も様々生まれてきます。
豊かで健康な長寿の実現、すなわち「豊かな生活の実現(ウェルスケア)」と「身体・精神の健康増進(ヘルスケア)」が人類の最終目的です。慶應義塾大学ファイナンシャル・ジェロントロジー研究センターはこの実現のために研究を進めています。
「人生80年」から「人生90年」、そして「人生100年」に向かいつつある今日、清家篤塾長編著『金融ジェロントロジー「健康寿命」と「資産寿命」をいかにのばすか』(東洋経済)は、長寿が経済活動や社会経済システムに与える影響、技術が寿命に与える影響等について、学際的に研究した成果を紹介し、長寿に適合した社会経済システムの確立に向けての提言を行いました。

書籍「金融ジェロントロジー」の表紙画像

本書の目次

序 章
ヘルスケアとウェルスケアの時代

第1章
超長寿社会における社会経済システムの構想

第2章
認知機能の低下した高齢者の意思決定

第3章
社会システムの変革で人口減少時代に挑む―ウェルビーング・プラットフォームの構築

第4章
高齢社会を支えるテクノロジーはどうあるべきか

第5章
高齢社会の働き方と健康

第6章
高齢者の認知機能低下と法的問題―成年後見制度の現状と課題

第7章
高齢者の資産管理のあり方を考える

第8章
グローバル化の中での日本の高齢化問題―現下の課題と将来への希望と機会